どのような障害が運動療法の対象なのですか?

 ここに紹介するLS-CC松葉杖訓練法(運動療法)は、脳性麻痺を中心とした中枢神経疾患を主とした麻痺児や、知的障害を含めた運動発達遅滞児の運動機能を改善させることを目的として治療します。
 運動機能の障害であれば、先天性・後天性を問いません。
 乳幼児・幼児・学童・成人・老人を問いません。
 運動機能の障害となった原因を問いません。
 障害の程度を問いません。
 運動療法で対応するケースが様々な分野へと広がっていますが、私の薦めるこの運動療法は、運動障害に対して効果を発揮するものです。
 運動障害を改善進歩するのであって、その障害の程度により、それぞれのゴールが定まってきます。でも、初めからそのゴールを定めるのではなく、常に前向きの考えで運動療法を続けます。
 誤解されている問いとして、「松葉杖歩行を目標にしているのではないか?」。「寝たきりの障害には対応していないのではないか?」。などの問いもあります。しかし、これらの問いが誤解から来ていると思われます。過去の各種学会発表では、確かに四つ這いで低迷していたケースを歩行に結び付けたとか、独歩に至らしめたとかの報告をしてきました。だが、あれからの年月の経過で、重症・重度の合併障害に対しての研究が進み、ページ上で示しているように多種多様の障害を改善させる努力を継続しております。 「Story:さんぽ道」 を参考にしてください。
 運動障害の原因が消滅するなどとは考えないでください。何らかの原因から運動障害となり、その改善進歩に努力していきますが、最も改善された状態でも、健全の人のような運動機能が得られるものではありません。限りなく健全者に近づいても、やはり障害が災いとして何らかの問題を残すことになります。万が一にも、健全者と同様の運動機能を獲得することができたとするならば、それは元々運動障害ではなく、骨折後の一過性の障害のように考えるのが適当と考えます。

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 製作 LS-CC松葉杖訓練法 湯澤廣美